ラーマ五世の趣味がふんだんに取り入れられた寺
1870年、ラ−マ五世の命により、建立されたお寺です。
ラーマ五世は、 2度のヨーロッパ諸国歴訪の経験を持ち、幼少期には、英国人家庭教師について学んだ経験があります。(映画王様と私で知られている王子)外国文化、芸術に造詣が深く、このお寺にもその影響を強く与えています。
ベンジャロン焼きのモザイクが施された大仏塔
高さ43mのスリランカ様式の大仏塔には、中国製タイルを使ったモザイクが施されています。
このモザイクは、カラフルな色で焼かれたベンジャロン焼きのタイルがはめ込まれています。
ベンジャロンとは、サンスクリット語で、5色という意味です。
実際には、黒、白、赤、緑、黄、青、ピンク、金など3〜8色の釉薬が、白磁の素地にかけられ、焼かれています。
かつては、王室専用の食器として、タイ人が好む吉祥模様(花、鳥、火炎、寺院、天使天女、ガルーダなど)をモチーフにタイでデザインされ、中国の景徳鎮へ注文しで焼かれ、再びタイに輸入されました。
ベルサイユ宮殿を意識して。。。
本堂の内部は、シャンデリアがかけられ、壁面はフランスのベルサイユ宮殿の装飾に倣っています。西洋の様式、タイの様式が違和感のなく融合し、荘厳で独特の雰囲気をかもし出しています。
見事な螺鈿細工の扉
黒蝶貝の薄く薄くスライスされた断片が片が貼付けられ」、その隙間に漆を流していく技法で作られた螺鈿細工の技法は、扉や窓に施されています。扉の模様は王家の紋章を象っています。
独特の建物の配置
寺院の敷地の中央に、仏塔が配置され、それを取り囲むように本堂、布施堂が円形の回廊でつながっているのが興味深いです。